2009年6月 1日 (月)

H-2B見聞記、およびバイク旅行

 今さらなんですが、最近コンテンツがさびしいので、2月に行ったロケット取材と、4月に行ったバイク旅行のレポートを書きました。大きな写真で上げたかったので、久々(四年ぶりだよ)に小川遊水池のほうのサーバを使っています。
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Rep.15 三菱重工飛島工場 H-2B見聞記


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Rep.16 ER-6f奈良行

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2008年12月 1日 (月)

池田山行

 ソノラマ(ではなくて朝日ノベルス)の新作は今月出ます。
 昨日は、今月の小説宝石に載る短編を書き終えたので、息抜きにちょっと池田山へ。
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6f出動。

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木曽川堤防にいた二匹の野良猫。

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マイフェイバリット塩バターラーメン。

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山頂。よく晴れていて、日向は暖かかった。
東の濃尾平野方面は、そこそこの眺望。
金華山は見えたが、名古屋のビル街は見えず。

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バイクに乗るのが気持ちいい日とそうでない日があり、今日は気持ちいい日だった。

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2008年4月 9日 (水)

乗り慣れてきた

6fにSecdomという会社の大型シールドをつけた。高速道路が楽になった。
SRに乗っていたころ、「フルカウルならもっと楽だろうに……」と想像していたレベルに、やっと到達した感じ。
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正規品との合成写真。

先日、大阪の京大原子炉を見に行く途中で、慣らしが終わった。
押して歩ける程度に軽く、横風を食らってもフラつかない程度にしっかりしている。
四ヵ月乗っているが、後悔はない。
暖かくなってきたことだし、もっと乗りたいけれど、いかんせん仕事が終わらない。
現在500枚ほど。まだ数百枚かかる。

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2007年12月14日 (金)

初回点検など

6fの燃費について。

2007/11/15
・ODO 181Km 181Km 8.62L L146yen 20.1Km/L

13:42 2007/11/19
・ODO 374Km 193.9Km 10.18L L145yen 19.1Km/L

13:49 2007/11/27
・ODO ?Km 145Km 8.58L L142yen 16.55Km/L (市街地、回し気味)

21:09 2007/12/01
・ODO ?Km 173Km 8.70L L145yen 19.88Km/L (市街地、高速)

15:28 2007/12/06
・ODO 866Km 170.5Km 6.95L L148yen 24.5Km/L (ほとんど高速)

0:31 2007/12/14
・ODO 960Km 初回点検、オイル交換。

燃費は回すと17キロ、抑えると24キロという感じ。

いっぽう、10月4日に触れた長編は、その後また0枚に戻り、依然模索中。

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2007年11月24日 (土)

妙なる技の乙女たち/エンジン音

年初にポプラ社のAsta*誌で連載した「妙なる技の乙女たち」全8話の、加筆修正が完了。遠からず本になります。

6fの走行距離はまもなく500Km。我ながらこの寒いのによく走る。
低速から高いギアで加速したときの鼓動音を、じわじわと気に入りつつある。擬音であらわすと「ビコビコビコビコッ」という感じの、高からず低からず、微妙にユーモラスな音。あれが大好きだ。
これまでは、バイクで名古屋に出るというと、つい駐車の手間や盗難のリスクを考えてしまったが、今はむしろ、バイクに乗るために、名古屋へ出る用事をひねり出している。
「フライボーイズ」を見てきたり。

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2007年11月20日 (火)

前傾姿勢の意味

どうやったらコーナーでうまく曲がれるだろう、といろいろ試していたところ、ふと気づくと、タンクを抱え込むように体を前傾させて、進みたいほうに肩を押し込んでいた。
つまりレーサーの姿勢はこうして編み出されたのか、と納得しつつ、結局誰でもやっていることを真似するだけになるのだと思うと、なんだか悔しかった。

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2007年11月18日 (日)

峠を走ってみた

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峠といっても岐阜城金華山なので、たいしたことはないんだが。
直線道路では「なめらか加速機械」のように感じられる6fが、カーブの打ち続く登りに連れて行くとメチャクチャ楽しい旋回機械に化けた。SRより乾燥で22Kgも重いのに、軽々と坂をかけあがり、軽々と倒れる。膝がぴったりはまる感じで、ニーグリップしやすく、まだ300Kmも走ってないのに、ずいぶん親しくなったように錯覚させられた。
走り屋ではないので、タイヤの端まで使い切ったりはしなかったが、もっと暖かければ(そして仕事がなければ)、どこか山のほうまで走りに行ってしまったこと、間違いなしだと思う。
氷雨が降ってひどく寒かったので、一度通過しただけで帰った。

前の記事で「ヘリに似ている」と書いた音は、四速巡航ではなくてアイドリング時の音だった。

クラッチミートが難しいと書いたのは、アクセルオフで回転数が落ちるのがSRより速いため。フライホイールマスが小さい、と理解していいのか? いや、まったく調べずに言っているけど。
クラッチとアクセルをこれまでの倍ぐらい丁寧に扱うようにしたら、うまく当てられるようになってきた。それを越えて、当てるのが楽しくなりつつある。
腹の中に強大な回転体があって、それに手先をそっと接触させることでパワーを自在に引き出す試みだな、と考えた。ろくろ職人や旋盤工はこんな気持ちなんだろうか。

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2007年11月16日 (金)

納車当日の印象

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昨日、ER-6fが納車された。店頭、高速道路走行後、一般道走行後の印象を書く。比較の元になっているのは前に乗っていたSR400。

1.店頭
・SRに比べて「長い、狭い」と感じた。乗車姿勢の変化と、カウルのために車体の重心が前寄りになっているせいだと思う。
・初めてエンジンをかけ、どるるん、と排気音が響いた瞬間、ドスの利きというか、音の重さを感じた。もっと軽い音(いわゆる耕運機サウンド)だと思いこんでいた。しかし、前回音を聞いたのは、さまざまなマシンが全開で走り回る、ジムカーナの走行会場。騒音にまぎれて、この音に気づかなかったらしい。
・ミラーが遠い。カウルマウントなので、微調整するのに、いちいち体を乗り出さねばならない。

2.高速道路走行後
・加速感があまりないのに80キロを越えていた。速いのだろう。
 SRと同じ苦労で、プラス30Km、余分に速度を出せる感じ。
 カーブなどで60Kmぐらいまで速度が落ちても、ギアを落とさず再加速できる。
・前輪ブレーキ、二枚ディスクなりの効きのよさを感じる。
 しかし後輪ブレーキは存在感が薄い。「あんた、いたの?」と言いたくなる。
・カウルについては期待しすぎていた。SRのメーターバイザーに比べて大きく改善された気がしない。両肩の骨を結んだ線より上と外側には風圧を受ける。カウルは胴体しかカバーしていない。カウルが風流を圧縮するためか、ヘルメットに当たる風は、カウルなしのときよりも強いような気がした。定かではないので、今後意識して確かめてみる。
・2000~3000回転の間に、いわゆる鼓動感の感じられるバンドがあるが、そこより上では波長が縮まって解像できなくなる。一定の回転数で、メーターパネルの左側のどこかから、カウルのフラッターが感じられるが、まだ気にならない。慣れてくるとなるのかもしれない。
低速の鼓動感自体も、どことなく角がなくて柔らかい。金属のピストンが上下しているというよりは、口の中で「とぅるるる」と舌を揺らした時の感触に似ている。
・馴らし運転がだるい。ざっくり1000Kmまで5000回転に抑える程度のつもりでいるが、半分より上に上がらないメーターを見ていると、もどかしい。
 そう思っていたが、5000回転までしか使わなくても、低速からの立ち上がりでは気持ち悪いほど加速する。また、右手の小指に少し力を入れただけで、時速80キロから100キロへスッと伸びる。SRではこのあたり、「手首に力を込めて」アクセルを握らなければ、すぐ減速してしまっていた。
 6000回転からパワーバンドに入り、11000でレッドに至るエンジンだから、まだ実力の半分も出していないことになる。きっと使いきれないだろうが、使ってみたい。
・シートの後席が傾斜しているので、荷物がずり下がってくるのがわずらわしかった。

3.一般道走行後
・FIのせいか、新しいからか、アクセルレスポンスが敏感すぎてクラッチミートしにくい。修練の必要を感じる。
・一速は真面目に仕事をするけれど、ちょっと神経質な小僧。
 二速は回ったと思ったらすぐ三速にバトンタッチする悪ガキ。
 三速は頼れそうだが腕力のない見栄っ張り。
 四速はのったりからきびきびまで意外に幅広くこなす若旦那。
 五速は黙って静かに回る親方。一番仕事が多い。
 六速は滅多に実力を見せない痩せ細ったご隠居。
・四速で適当に流しているとき、バラバラバラバラという音が、どういうわけか2枚ブレードのヘリコプターのローター音のように聞こえるときがあった。
・エンジンを抜けた風が両足の膝の裏に来るので、腿が多少温かくなるという効果がある。冬は助かる。夏が心配。
・走行150Kmに達したところで、「あ、重心見つけた」と思う。
・走行169Kmに達したところで、「やばい、これ楽しい」と思う。
・走行229Kmに達したところで、自宅の駐車スペースがギリギリ(むしろアウト)なことを発見。

4.今朝
・首と背筋がえらく痛い。乗車姿勢が変わったためと、緊張していたせいだろう。

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2007年11月 5日 (月)

ER-6fに至るまで

先日、ヤマハのSR400を売って、カワサキのER-6fを発注した。
[ER-6f]タグの項目では、うちの読者の方とは別の、バイク乗りの人が見に来ることも考えて書いていきたい。
バイクのインプレでは書き手の経験が問題になる。同じバイクを評価するのでも、書き手が今乗っているバイク、直前に乗っていたバイクによって大きな差が出る。レーサークラスの人が乗れば、ナナハンはまったりして町乗りに最適などという評価になるが、免許取り立ての人間が乗れば、異次元の加速、ということになる。
そのあたりはまったく相対的なことなので、万人が納得するインプレなどというものはできない。小川のインプレも、どうしても、直前のSR400と比較することになる。その辺はお許しを、というかむしろ、そういう変なインプレのほうが多分面白くなると思う。
インプレを始める前に、主要なスペックを比較。

・SR400
排気量:400cc 27馬力 軸トルク:3.0Kg 
エンジン:空冷SOHC単気筒 キャブ仕様
乾燥重量:152Kg
実測燃費:20~22Km/L
ネイキッド チューブタイヤ キックスタート

・Er-6f(マレーシア仕様)
排気量:650cc 62馬力 軸トルク6.4Kg
エンジン:水冷DOHC並列二気筒 FI仕様
乾燥重量:174Kg
実測燃費:-
フルカウル チューブレスタイヤ セルスタート

SRを降りた理由を書く前に、SRに乗った理由から書くか。
SRの前はホンダのビッグスクーター、フォーサイトに乗っていた。非常に便利なバイクだったけれど、フルカバーされているので中身が見えにくい。なぜかそのころバイクのような機械をいじりたいという衝動が高まっており、発作的に、エンジンむき出しの単車に乗ることにした。
そこでSRを選んだ理由は特になかったと思う。たまたま目に付いたから。スズキのTSとも比べた。だが、SRを買った後で、それが実用車というよりはアクセサリーとして使われていることを知った。今から考えると、むしろセローやFTRなどのオフ車にするべきだった。SR以前のフォーサイトでは川原や林道にもよく行っていたから。
とはいえ、買えば買ったで、クロムメッキのパーツを磨くのはけっこう楽しかった。

SRを手に入れてからは各部適当にいじりつつ、ツーリングや取材に出ていた。
この取材というのがくせもの。近県に一人で出かけるときは、電車よりも車よりも二輪のほうが取り回しがいい。実用的な用途が多かったということ。仕事で移動するのに、下道をのんびり楽しみつつなどということはやっていられず、高速に乗った。高速に乗るとSRは弱点を露呈する。振動や風圧。溜まる疲労。ついでに、炎天下ではすぐエンジンがかぶって、かからなくなった。キックスタートを呪ったことが何度もある。
しかしSRが悪いわけではない。SRは80Km以下では非常に楽しかった。だから車種を間違えていたと言える。車種を間違えたのは自分の責任だから、愚痴を言うひまがあったらとっとと乗り換えたほうがいい。(それでもずいぶん長い間、乗りながら愚痴を言っていた……これは申し訳ない)
そこで、振動と風圧がSR以下で、時速80Km以上で楽に巡航できるバイク、要するにツアラーに乗ることにした。

そういうわけで、新機種選定の条件が固まってくる。
・SRよりパワフルでなければならない→400cc以下は脱落。
・疲れる姿勢ではいけない→ハンドルがタンクより低いスーパースポーツ系が脱落
・風圧を避けたい→ネイキッド、アメリカン、オフ車が脱落
・またがりたい→スクーター脱落
※この選択に限っては、好みだとしかいいようがない。スクーターは好きなんだけど、またがりバイクはもっと好きだというだけ。これは両方乗ったから言える。

あとは、取り回しが楽か、燃費はどうか、積載はどうか、という細かいフィルターがかかって、多くのバイクが抜け落ちていき、600セミスポーツのバイクたちが残った。
ER-6f、FZ-6S、SV600S、CBR600F4iといった面々。
「四発はつまらん!」という周りの意見が多かったため、この中から二気筒のERに決めた。しかし俺は一回も四発(直列四気筒エンジン)に乗ったことがないので、一度は乗ってもよかったかもしれない。

納車は来週の予定。

(11/09 文体改訂)

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