長編
本日、プロローグ完成。完成っていうと違和感があるな、完全じゃないし。
プロローグ通過。
引き続き、第一章のための構想を始める。
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「メーヴェのような一人乗り飛行機の実機」を、ネット上で見たことはありませんか。
週末は、それを作っている有限会社オリンポスへ見学に行って来ました。飛行機を作っている会社です。国内で他に飛行機を作っているのは三菱などの大メーカーばかりらしい。
胴体の中の構造。平面の組み合わせで造形できるところは木、そうでないところがFRPだそう。
翼の前縁を形作る薄い合板。厚さ1ミリだが、斜めカットでノリシロを15ミリも稼いで接着している。
汎用のゴムタイヤを使う主車輪を、このカバーで覆う。荒物屋にタイヤを持っていってサイズの合う鍋を探し、それを雌型にしてGFRPを成形した。
今回は風邪を引いてマスクをしたまま見学していたが、いま振り返ってみると機体のことをあまり質問していなかったことに気づいた。思考力が落ちていたらしい。
「メーヴェは空力的に最適な飛行物体じゃない。けれど、最適なものを作るばかりが能じゃない」
なんだかこう、自分が作ってるものについても考えさせられる話がいろいろ出ましたよ。
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アスタの8号(6月号)が出ました。
「妙なる技の乙女たち」シリーズ最終話、「Lifestyles Of Human-beings At Space」が載ってます。女性誌のこの雑誌で、私だけ空気を読まずに、近未来の働く女の子SFをやっていましたが、いつも通りの着地点に降りたかというと、そうでもありません。
従来型の宇宙開発――というのはつまり、Tシャツ姿でくるくる回ったり、室内をボルシチ臭くしたりする、米ソ時代風の――に対する疑問を、以前から抱いていました。それは、ブルカかぶったアフガン女性はどうやって宇宙いったらいいのん、ということ。
いや、そりゃ脱げばいいだけの話ですが、ここで言いたいのは宇宙が人間に対して、今のところ科学的合理性を求めすぎるということ。テキトーな格好でテキトーに訪れても死なないぐらいの環境にならないと、発展は見込めないと思ったのです。適当と言って悪ければ余裕のある態度か。
その疑問と、女性の主導する労働について考えた時、この第八回の構想ができました。ぶっちゃけ楽しくならないとみんな行かないだろうと。
相変わらず枚数不足気味の話ではありますが、このシリーズの最後にはふさわしくなったと思います。
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