雑誌アスタ[asta*]8号
アスタの8号(6月号)が出ました。
「妙なる技の乙女たち」シリーズ最終話、「Lifestyles Of Human-beings At Space」が載ってます。女性誌のこの雑誌で、私だけ空気を読まずに、近未来の働く女の子SFをやっていましたが、いつも通りの着地点に降りたかというと、そうでもありません。
従来型の宇宙開発――というのはつまり、Tシャツ姿でくるくる回ったり、室内をボルシチ臭くしたりする、米ソ時代風の――に対する疑問を、以前から抱いていました。それは、ブルカかぶったアフガン女性はどうやって宇宙いったらいいのん、ということ。
いや、そりゃ脱げばいいだけの話ですが、ここで言いたいのは宇宙が人間に対して、今のところ科学的合理性を求めすぎるということ。テキトーな格好でテキトーに訪れても死なないぐらいの環境にならないと、発展は見込めないと思ったのです。適当と言って悪ければ余裕のある態度か。
その疑問と、女性の主導する労働について考えた時、この第八回の構想ができました。ぶっちゃけ楽しくならないとみんな行かないだろうと。
相変わらず枚数不足気味の話ではありますが、このシリーズの最後にはふさわしくなったと思います。
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