氷川丸
25日のイベントは午後からだったので、午前中に氷川丸へ行ってきました。
横浜・山下公園のこの船は、戦前の豪華客船の中でゆいいつ太平洋戦争を生き延びた、歴史ある船ですが、今年のクリスマスで営業を終えるそうです。
日本でまともな全溶接船が作られるようになったのは戦後なので、この船はリベットだらけです。三度も機雷をくらっても沈まなかったというだけあって、防水扉は立派なもの。プロムナードデッキやスモーキングサロンは、家が建つほど高価な船賃がかかったというだけあって、木とニスの香りのするすてきな空間でした。明治村を思い起こしたな。
ブリッジは計器がほとんどなくて微笑ましい。戦中はレーダーもなかったはずなので、それこそ、この空間に人がいっぱいいたのでしょう。
ところで、どうもやっぱり目に見えてスパムが増えたので、レス書き込みのメール入力要求をとりやめます。
要は、常用のハンドルなり、本名なり、責任の持てる名前で書き込んでほしいということです。
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コメント
お久しぶり・・・でもないですね。とりあえず、こんにちはです。
25日のトークショーの記事をきっかけに、『マルドゥック・スクランブル』一巻を読みました。小川さんの小説とはまた違った文体で、面白かったです。
僕も小川さんのような小説家になりたいなどという野望を持つ人間の一人なので、最近は短いストーリーを書いて、学校内の友人に読んでもらって悦に入ったり、などということをしています。連載ものなんかもやってみっちゃったり。
ところで、小川さんは一貫したストーリーの連載ものなどを書かれるときに、はじめにクライマックスまで考えてしまわれるんでしょうか。それとも書いているうちに構想が固まってくるほうなんでしょうか。
気になったので質問させていただきます。小川さんの文体やその他を真似するとか、そういう目的でお尋ねしているのではないので、お暇なときに答えていただけたらと思います。
では、よろしくお願いします。
投稿: 高槻佑人 | 2006年11月28日 (火) 18時01分
失礼、「みっちゃったり」は誤字です。すみません。
投稿: 高槻佑人 | 2006年11月28日 (火) 18時03分
たいていの作家は、最終的にどうするかを考えて書き始めると思います。筒井康隆氏なんかは、わざとそういうのをぶっ壊したりしますが。
人によって違うのは、構想の密度でしょう。たった一枚のプロットで200回連載をする人もいれば、100枚の中編を書くのに50枚プロットが必要な人もいます。いるかも。いるんじゃないかな。
投稿: 小川一水 | 2006年12月 4日 (月) 10時03分