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2006年10月 3日 (火)

いい加減なコラム

 中日新聞の夕刊に夕歩道というコラムがある。今日はちょっとひどいことが書かれていたので、言及しておく。

 以下、10月3日中日新聞夕刊「夕歩道」を転載
――――――
 今ごろはどのあたりを飛んでいるのか。太陽観測衛星「ひので」のことである。見つかるはずはないが秋の夜空を見上げたりする。先月二十三日、M5ロケットによって鹿児島県・内之浦から打ち上げられた。

 M5は固体燃料を使う世界最大級のロケットだという。だが、いかにもコストがかかりすぎる。液体燃料のほうがはるかに安くつく。といったことからどうやら最後の固体燃料ロケットになりそうな気配である。

 世は液体燃料の時代らしい。ロケットばかりではない。私たちもまた液体燃料で動いているような気がする。ペットボトルのお茶や清涼飲料水をやたら飲む。動物には本来、固体燃料が不可欠と思われるのだが。
――――――
以上

 いかにもコストがかかりすぎるというが、「いかにも」でもなんでもない。固体だから高い、液体だから安いなどという理屈はない。とはいえ、M5ロケットは低軌道に2tをあげるために約65億円かかり、同10トンを80億円であげるH-2Aより割高であることは確か。
 しかしM5には、現在削りだし製作のロケットを、フィラメントワインディングという新技法で作り変えることで、30億円台にコストダウンできる見通しがあった。それに要する技術開発比は100億円で済むという見通しだった。
 しかるに、M5の後継に予定されているSRB-A流用の小型ロケットは、外国のロケットエンジニアか「M5を捨てて新型を取るなんて、日本もずいぶん気前がいいね」と皮肉られる代物。また、同じような後継中型ロケットと目されているGXロケット(液 体ロケットだ)にいたっては、100億円の予定だった開発費が350億円にまで膨らんでしまった。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060926ik21.htm
「世は液体燃料の時代らしい」などという言はまったく当たらない。

 ここまで書いてから気づいたけど、この人、もしかしてM5を惜しんでるのか? だったらなんというか……モウチョットピントノアッタ惜シミ方ヲシテクレヨ。

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